著作権ってなぁに?

だんだんと今年も終わりつつあって、寒くなって参りました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。寒さには弱いpapaさんですまいどー。
今日はTPPとかで姦しくなってきた著作権について簡単に。
papaさんもヨク解っているわけではないので、一緒に調べる感覚でみていきましょー!

著作権の申請のしかた。

なんてものは無いらしいです。(http://cozylaw.com/copy/kihon10/no-002.htm)つまり私達が絵を描いたり、文章を書いたり(創造的なものに限られる)した場合、自然に発生する権利が著作権です。「いや、そんなもんイラン」て言っても着いてくる。イランひとには邪魔ですねぃ。
しかし、着いてくるものは着いてくるので、他人の著作物をコピーしたりするのには許可が必要になります。「勝手に持っていっていいよー」て絵のキャプションとかに書いてあれば許可されてます。例えば「トレス疑惑検証!」とか言って、黙って他人様の絵をコピペするのは著作権侵害です。
「でもトレスだったら二次創作みたいなモンだからいいじゃん!」て意見もございますね。「二次創作者が著作権主張スンナ!」て意見もございます。ごもっともです。もともと侵害だもんね。
チョットマテ。ホントに二次創作に「著作権」は無いの?

二次著作権って。

では、「人気マンガをアニメ化!」とか「話題の小説を映画化!」みたいな、映画とかアニメには著作権無いの?でも割に「海外海賊版が」とか「ネットでの不正利用が」とか言われちゃってるねぇ。あれって「二次創作者が著作権を主張」にならないのかしら?
そういう創作物には「二次著作物」というものがあって、ちゃんと「著作権」があるらしいです。(http://cozylaw.com/copy/tyosakuken/nijiteki.htm)あらま、二次創作にも著作権あったわ。
ただし、これには元の著作権者の許可が必要です。許可がないものは著作権侵害になっちゃいます。
ひっくり返せば、元の著作者が許可していれば、そこには著作権が発生します。
元の著作権者の許可、これ大事。

他にも

色々ありまして。意匠権だとか、販売権だとかゴチャゴチャあります。その辺はややこしいので今回は割愛します。意匠権とか特許なんぞは各国で申請が必要な場合もありますが、こと著作権にかんしては、自然発生的ですんでどこの国でも有効です。海外で日本のマンガコピーして売るな。そっくりなモンつくてんじゃねぇ、とか言ってもOK。あれ?じゃあTPPとかで海外でも取り締まりできたら、海賊版の根絶とかできるの?

知的財産権の保護ってどうなのよ?

TPPとかで「知的財産権の保護」が取り上げられるのは、この海賊版や違法ダウンロードの違法化が目的らしいですね。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20111031_487650.html)海外や国内での違法なダウンロード、海賊版の横行なんかがホントに制作会社の首を絞めて経営を苦しくしてるなら、喜ぶべき事かもしれませんね。収入が上がって制作費に余裕ができたら、アニメーターの境遇も良くなって、もっと良い作品を生み出してくれるかもしれませんね。
ホントならな!

二次創作はどうなるの?

でもやっぱり二次創作同人誌なんかも取り締まられちゃうのかしら?はっきり言ってワカリマセン。だって交渉内容が知らされてないんだもん。どうもこうも考える下地がないのでホントに解らないです。悪用されたら、そら取り締まり対象になるわなぁ、としか。
でも前の項で書いたように、元の著作者の許可があるなら、そこには「二次著作物」としての権利が発生します。コレを取り締まるなら、原作付きの映画、アニメ、アレンジされた音楽なんぞはオールアウトです。
「じゃあ著作者は全部二次創作許可しちゃえ!」チョットマテ。なんで著作権があって、「二次著作物は保護される」までお話したのかカンガエロ。
例えショウモナイpapaさんの漫画やイラストでも、その著作権はpapaさんにあるので、papaさんの決めた範囲外での使用は原則禁止です。モチロンダレの作品でもそうです。だから人の作品をネットで落として勝手に公開したりするのは、著作権侵害です。(でもネット上では横行してますけれど、違反は違反。どうやっても正しくはなりません)そうやって作品とその作者は守られています。
でもみんな二次創作好きですよね?papaさんも好きです。素晴らしいものに出会える機会は多ければ多いほどいい、と思います。漫画家さんや小説家さんでも「二次創作大好き。できたら送って」とおっしゃる人も多いですよね。今までそれは「グレーゾーン」として扱われてきました。つまり「はっきり許可はしないけど、限度内でうまいことやってよ。」ってことです。著作権違反の非親告罪化が進んで、無くなるのはこの「グレーゾーン」でしょうね。白黒ハッキリさせられてしまうこと。許可できるもの、ダメなものができてしまうこと。逆に考えれば、「許可のあるものは保護される」ということでもありますが。

つまりどういうことよ

ワカンナイって言ってるじゃん!w
私達は二次創作する前に、「これは許可があるものかどうか」に神経を使い、著作者は「これをどこまで許可したらいいのか」に神経を使うことになるでしょうね、としか。取り締まりするほうも、「これは許可範囲内なのかどうか」を慎重に調べる必要が出てくるでしょうね。
ダレが得するねん、こんな制度。著作権管理団体か。
ホント困ったことだわなぁ。まあ、TPP会議の進行を見守るより仕方がないでしょうねぃ。