こんな手順で描いてます。

アルコール イーコール シンセサイザー テーブル ルーレット ノヴェンバー アンプ ナイフ タロットカード ニンゲン コルクセン ロックンロール レーシング タキシード あと忘れた。秘密の呪文とpapaです。まいど。

今回は、つたないながらオレの絵を描く手順を、反省を交えながら辿ってみたいと思います。テーマはオレの大好きな森 博嗣さんの「箱」っていう作品のひとコマを、記憶を頼りに(いや、本は持ってるんですけど)描いていきます。まずはラフから。何かを期待してフラフラ〜と描きます。

前にも書きましたが、オレはこの段階では消しゴムは使いません。きれいに描くより、頭の中のイメージを紙に定着させる事が優先なんです。線も何かを期待してサラサラと走らせます。自分でも思わない線が引ける事を期待してるんです。今回は背中からお尻にかけての線が良かった。良い線ですね。これでラフは終わり。もう一枚紙を重ねて、下書きです。

グラスを掲げた腕を修正。ラフのはおかしいよね。顔はラフので正しいんだろうけど、表情とかが描きにくいのでちょっと横に向けました。ボトルを持つ手は迷った挙句、下にダランと下げます。力が抜けてる感じ。
このシーンは女性が思い人を殺して、祝杯をあげる(自分だけのものになったから)シーンなので、なるべくそういった感じになるよう、ポーズや表情を考えます。表情がまだ違うのと、足もなんか違いますね。でも解らない。こういう時は一日ほうっておきます。翌日、さらに紙を重ねて、下書き。

表情はイイカンジ。指を修正します。より自然な感じに、かつ感情が現われるように。背景や小道具も描きこんでいきます。男の死体は腕だけに。血溜まりを描いたけど、直接的すぎるかなぁ。下着のレース部なんかも描いていきます。背景は森さんの絵では抽象的な部屋が背景で、あっさりまとめてましたが、オレはより狂気を求めて壁に向かって叫ばせることに。別に、現実の風景を描かなくちゃいけない事は無いと思うんだけど。次は新しい紙にピグマでペンいれ。ペン入れ前にもう一度各部を修正します。

一応完成。ヴラーヴォ!プルチネッラ!
ホントはきちんとペンでペン入れしたほうがキレイですが、マンガ描くとき以外はやらないなぁ。効果線もペンで入れたほうがキレイです。足の向きはまだおかしいですね。でももうワカラナイ。w もっと詰めないといけないんでしょうね。少し色を着けました。返り血を浴びたり、掴まれたところだけ。
今回は1作品に4枚描いてますが、いつもは2枚くらいです。ラフでもっと描きこんじゃったりします。マンガの時は、下書きが描いたり消したりで、ものすごい事になってます。トレス台があれば、描き直しちゃうんだけどなぁ。